curves in mind

from face sketch book by Ben Kikkawa


神奈川県のとある川に不思議な彫刻がある。日本を発つ前、車でそのすぐそばを走行していた。身体は反応した。動物的なテレトリー意識が瞬時に。「なんだ?あれは?」暗闇の中、何かが揺らめいていた。気のせいか?いや、なんかいたぞ。まーいいか。とまた運転に集中していた。同じ時期、ある芸術家の美術館に足を運んだ。よく似た作品がそこには展示されていた。これは...調べたらやはり同じ作品の模型だった。彼が手がけた中で唯一好きな作品である。彼がおっていたものはきっと「そこには存在しないが、意識の中で存在し得るもの。」像、音、香り、風などを彫刻を通して表現したんだと美術館を廻り終える頃に「感じて」いた。彼はそれが色というモノを通り越してカタチで見ることができた人物だったのではないかと感じる。彼はそれを描き、作品にそのみたモノをも封じ込められる作家であったのかもしれない。キュビズムピカソを追ったのではなく、彼はピカソが追ったモノを追うことができた。彼はそれを人よりも強く感じ、自らその感受性を鍛えたのだろう。彼の友人に当たる建築家もそういった人物であったとわかる。ついこの前まで「やっぱり川の横に駐車してあの彫刻を見に行くべきだったなー。」と後悔をしていた。が、今思えば停めなくてもよかったのか。と後悔を修正した。岡本太郎彼の作品をみていると腹が減る。あるモノと隣り合わせで描かれている。
| time 03:58 | comments(2) |

Comment
岡本太郎はメキシコにある巨大壁画を依頼された。その壁画を現地で描いた。何度も現地に行き、日本のアトリエで描くことは決してしなかった。描かなければならないモノは日本にはなかった。メキシコにしかその対象物はいなかったのではないかと考えるとつじつまは合う。

メキシコ出身の友人に彼らの思想背景を聞いた。生に対するモノを。その国がなぜ彼を受け入れられたのか。なぜあれ程までの巨大壁画を依頼したのかが納得できた。

もし、彼が生きていたら東北関東地震をどう描いただろう。どう危険に立ち向かっただろう。
ben | 2011/03/27 6:03 AM
「危険だからだ。
人間は生きる瞬間、瞬間で、自分の進むべき道を選ぶ。
そのとき、私はいつだって、まずいと判断する方、危険な方に賭けることにしている。
極端な言い方をすれば、己を滅びに導くというより、自分を死に直面させる方向、黒い道を選ぶということだ。
無難な道を選ぶくらいなら、私は生きる死を選ぶ
それが、私の生き方の筋だ。」


言える人は少ない
実行できる人はさらに少ない
死後も言われる人はさらに少ない。
べん | 2011/04/13 10:28 AM














About



Category
Archives
Link